登場人物
次代成生(つぎしろなるき)
十八歳。フリーター。喫茶店の「オレスト」でバイトしてる。容姿がいいので女性客に人気があるが、亜有歌以外の子に興味は無い。霊感がある。そういうのを引き寄せる体質。一人暮らし(訳あり設定だが、まだ何も考えてない)。
緒方亜有歌(おがたあゆか)
十六歳。近所の高校に通う女子高生。「オレスト」の新人バイト。たまたま「オレスト」で店長のコーヒーを飲んだのがきっかけで働くことにした。怖いのダメ。過去に通り魔に襲われたことがある。
富樫紫信(とがししのぶ)
十六歳。定時制の高校に通う男子高校生。不愛想。「オレスト」店長の甥。昔から店の手伝いをしていて、高校生から正式にバイトとして雇ってもらってる。亜有歌より一カ月早く「オレスト」で働き始めた。定時制なので、昼間にしかシフトは入ってない。コーヒーを淹れるのが上手い為、カウンター担当。
長月浩(ながつきひろ)
四十八歳。「オレスト」の店長。お人好し。海外でコーヒーや経営の勉強をして日本に戻ってきた。喫茶店の二階が店長の部屋になっていてそこで暮らしている。褒められるととても喜ぶ。素直。従業員の皆からは「マスター」って呼ばれたい。
佐々倉藍(ささくらあい)
二十四歳。「オレスト」の正式な従業員。大学時代にバイトをしていてそのまま就職した。活気あふれる元気な人で誰にでも優しい。巨乳。女の子の従業員を欲しがっていたので、亜有歌が来てくれて嬉しい。唯一、店長のことを「マスター」と呼ぶ。
物語
「店長さんの珈琲がとても美味しかったからです! 」
その一言で即採用された女子高生、亜有歌は喫茶店「オレスト」で働くことになった。
「店長、チョロいな」と他の従業員に若干舐められ気味の店長、チャラいフリーターに不愛想なメガネ、元気な巨乳お姉さんもいて亜有歌のバイト生活が始まる。そこで繰り広げられるのは、何故かナンパだったり地味なパワハラだったり、怪奇現象だったり……。あれれ? こんなはずでは、と困難に立ち向かいながらも健気に社畜になっていく女子高生の成長記録。